俺は、泉の体を自分の体に覚えさせているかのように強く抱いた


「卓…っ…」


泉が俺にしがみつく


「泉…愛してるよ…」


俺達はしばらく抱き合っていた


泉は俺に全てを任せて、俺の腕の中にいる


俺は泉を抱く手にキュッと力を入れた


「なあ…泉…」


「ん?」


「俺な…明日病院行くわ」


「え?具合悪いの?」


急に心配そうな声を出す


「いや…精密検査してもらおうと思ったんだ」