私はテレビを見ている卓の背中を確認してお風呂に入った


1人でいると、また考えてしまう


誤解だったんだから!


そう何度自分に言い聞かせても、気持ちはそうはいかない


気になるものは仕方ない


お風呂から出た私は缶ビールを開けた


プシュッ


「あれ?泉、飲むの?」


「うん…」


「俺も飲んでいい?」


私は冷蔵庫から缶ビールを取り、卓に渡した


「サンキュー」


「これ食べる?」


私はチーズを出した


「これ、美味しいよ」


「本当だ。ウマイ」


二人で、こうしてゆっくり過ごす夜は久しぶりだった