泉と卓の出逢いから月日が流れ、高校生活も終わり、二人はそれぞれ将来に向かって歩き始めていた


私は将来、パティシエになる為に製菓の専門学校へ


卓は大学へ進んだ


今日は卓の車でドライブをしながら夢を語り合っていた


「へぇ〜泉の夢は自分の店を持つことか〜」


「卓は?」


「俺は〜まだない…」


「夢とかないの?」


「ないな〜なりたいものもないし…あっ!AV男優とかいいな〜(笑)」


「バカじゃない??」


「怒るなよ〜」


「知らない!」


私は窓の方を向いた


「男なら一度はそう思うって!ま、冗談だけどさ」


「当たり前!冗談じゃなかったら別れるから!」