卓は私の家の近くまで送ってくれた


「じゃあ、帰るわ…」


「ごめんね…こんなトコまで送ってもらっちゃって」


「いいよ!あんなことの後だからさ」


「また明日ね」


「ああ」


私は手を上げる卓を見送り家へ向かった


卓…昔から好きだったって言ってくれた


私が卓を見つける前に、卓が私を見つけてたんだ


やっぱり運命的〜


ぶつかったの覚えてるに決まってるじゃん!


あの時泣いてたのが不思議だったけど、今更聞けないし


私、案外照れると何も言えないみたい