二人で広場を後にする


安心した私の目からは涙が溢れ出ていた


「泣くなよ…」


「うん…」


涙が止まらないよ…


ずっと卓の隣にいれるんだ


「今日はありがとね…」


「ああ…泉の様子がおかしかったからな…広場に行って良かったよ」


「卓…中学の時、好きな子って?どうなったの?」


思い切って聞くことにした


「ああ…昔の話だから…」


「もし今、その子がいたらどうする?ずっと好きな子だったのに、私なんかが彼女で…嫌じゃないの?」


「嫌なら付き合ってないよ!それに………」


卓の顔付きが柔らかい表情になる


「何?」


「昔好きだった子はさ…
泉だよ」


「え?あれ嘘じゃないの?」