私は深呼吸して卓の方を向いた


ゆっくりと口を開く


「あの子が来た…」


「あの子…?」


「小林って子!」


「何しに?」


「卓…話あるんでしょ?何なの?」


私は苛立って強い口調になる


「泉から話せよ」


「卓から話してよ」


私が先に話すより、卓からの本当の話を聞きたかった


「俺の話…?絶対驚くなよ?

実はさ…明日から自宅謹慎3ヶ月。ワケは浮気疑惑…

生徒に手を出す教師には処分をって貼り紙があって…」


「何それ…」