雪乃が行く高校は東高といって、バスケが強い高校。
じつはいうと、俺が入りたかった高校だ。
「クスッ…アハハ!」
「そ、空!?」
突然笑い出した空。
苦笑というか、苦笑いというか…。
「無理だ。」
「え??」
「美空に新しい恋をしてほしいって僕は思ってるんだけど……美空の左薬指、指輪がある。」
ケラケラと笑う空。
それは…俺もいっしょだよ。空。
雪乃に新しい恋をしてもらいたいのに、なのに…雪乃は指輪を2つさげたネックレスをしてる。
なんか…複雑だよ。
「てか空、笑いすぎ。」
「アハ…思わず…。
ていうか、笑わずにはいられないんだよ…。」
笑うのをやめた空は、つぎに悲しそうな顔をした。
俺は、ポンポンと背中を叩いてやる。
「ありがとね。」
「……お前…実艶に似てる。」
「え??」
うん、似てる。
なんとなくだけど…雰囲気とかね。

