雪乃、雪乃は幸せになっていいんだよ? なってほしい。 「あのさ、由季。」 「ん?」 「1つ、提案があるんだ。」 「なに?」 空は誰もいないのに耳元でコソコソと話し始めた。 ♪~♪~♪ まだ俺の墓前にいた雪乃の携帯が小刻みに震える。 雪乃が大好きだと言ってたバンドの音が、静かに響く。 空の作戦が、始まった――。