初雪といっしょに見守ってる




俺はもう地上にいない人間。
過去の人間。
雪乃を幸せにすることはできない人間。


過去に、雪乃を愛した人間。
俺は今でも愛してるけど。


生きてる人間にとっては俺は“愛してた人間”
“愛してる人間”にはならない。



俺の声が聞こえればいいのに。


死んだ人間の声が聞こえないなんて今まで当たり前だと思ってたけど…
なんか、今になると、ムカつくな。



まぁ、俺の声を雪乃に聞かすことは、できるんだけど。


天使だけができること。


それは、夢にでること。


でもそれをすると、大きな代償をわたさなきゃいけなくなるんだ。



――天使でいられる時間が、2日減る。