~水色の瞳~

「お、・・・お前・・・大丈夫か」

息を切らしながら話す彼が居た

「ど、どうしたの?」

突然の事で私は驚いた

「山本と加藤に何か言われたッしょ?あれ嘘だから・・・」

「ぇ、あ・・ぁ、う、うん。分かった」

「じゃ、じゃぁ無理しねぇで寝てろよ」

私が返事をする前に彼は保健室を足早に出てしまった

「な、なんなのアレ?」

友達の子が言う

「そ、そうだね。」

私もまだ驚いている

「でもさっきの男子が言ってた事は嘘って言ってたじゃん」

自分も喜びながら私に言ってくれる

「う、・・・うん。・・・・よ、良かったんだよね?」

「彼はまだアンタの事好きっていう事でしょ?いいに決まってんじゃん」

「そ、そだよね。ありがとう」