偽りから本物へ

「はぁ!お前、特典のことも

 知らずにエントリーしたの!?」

っと、小馬鹿にしてきたのが志水翔。

私の幼馴染。頭はいいけどドSだから

困る!!あと、恋には奥手。たぶんだけど・・・

「な、何よ!!特典って!!」

「あんね、あんね、選ばれた2人は、

 卒業するまで付き合うの!!

 すっごくいい特典じゃない!!!」

「彼氏いない人にとってもラッキーよね。

 しかもこれ、自主参加だしね。」

「えぇぇぇぇ~!!!!!

 そうだったの?????

 ってか、そんなの聞いてないし!!!」

「泉先輩が言ってたよ?」

「い、いつ??」

「学園祭の1ヶ月前!!」

「だったら教えてよぉ~。

 エントリーしなかったのに・・・」

「そんなの自業自得だよ!」