怖かった。 雨が死ぬかもしれないことが 怖かった。 おれでさえこんなに、 こんなに辛いのだ。 他の苦しみを与えられたうえに、 おれのことを聞かされて あんなに弱い雨が 耐え切れるはずがない。 きっと苦しんだのだろう。 あの繊細で小さな心は、 きっともう 容量オーバーになってしまったんだろう。 ごめんな、雨、苦しい思いさせて。