帰り道、私は公園で立ち止まった。

ベンチに座ると、美由が話してくれた事を思い出す。

「キャー」

今の叫び声…

小さな子?

車?

「どうしたの?」

「おにごっこでタッチされちゃったの。」

なんだ。

おにごっこ…

「お姉ちゃんだれ?」

「私ルイよ。」

「私ユキ。」

雪と名乗る女の子は私をタッチして、私が鬼だと叫んだ。
遊んでやるか。