二人で寒い階段を上り、

屋上へと歩いてゆく。

「・・で?」

なんだ?

「何で助けてくれたの?」

何なんだ…

俺の胸に抱きつく琉衣。

この感情…

泣いてるのか?

「どうしたんだ?」

「嫌がらせ…」