「なんでさやかまで・・」

さやか。

私より勇気があるのか?

それともただたんに適当に言ったのか?

この言葉が、私を勇気ずけた。

さやかのこの言葉で、私の背中を誰かが押してくれた。

「もう消えて?」

私は口元に微笑みを浮かし、美由のバックを窓の外に投げた。

もう、私は止まらない。

糸は切れていない。

だが、友情は切れた。