ねこのかっぷ



…そして放課後

学校の近くのコンビニで、集めたシールとネコのカップを交換してもらった。




「 やっぱ可愛いな…。」


そう言って彼は、カップの入った箱に描かれているネコのキャラクターを見て頬を緩めていた…


横目でそれを見る私は、このネコになりたいと思った…

そんなバカバカしいことを思いながら、彼に奢ってもらったココアに口を付けた。



温かくて、

甘くて、

でもちょっと苦い…


そんなココアの味をゆっくりと確かめるように、ココアを飲み干した…。




…別れ際、


彼はまた思いも寄らないことを私に言った



「 …これ、あげるよ。」


「 えっ?」



言いながら彼が差し出したのは、貰ったばかりのネコのカップだった…



「 どうして…?」


困惑する私に、彼は少し照れたように答えた。



「 …本当はさ、

そのカップもう持ってるんだ。」



「 っ!?」


何がなんだかわからなくて、言葉が出ない。