ねこのかっぷ



そして、ある日…



「 シール集まったよ。」


彼はとても嬉しそうに言った。



「 …そっか、よかったね… 」


残念だなんて言えない。

もっと話していたかったなんて言えない。


無理して笑って答える私に、彼は思いも寄らないことを言った。



「 今日の放課後、交換しに行くんだけどさ…一緒に行かない?」


「 えっ… 」


「 協力してくれたお礼になんか奢るよ。」



戸惑う私に彼はそう言った。

私は戸惑いながらも頷いて応えた。



嬉しいけれど、

少し複雑な気分だった…


これでもう話すきっかけがなくなってしまう…。

そう考えると、胸の奥がぎゅうっと締め付けられた。




「 じゃあ、放課後にな。」


「 うん… 」