それは高1の冬だった

「杏瑠~帰るぞ」


いつものように


希空が迎えにきてくれた


『うん!!今行く~』


「プルルル~」


あたしの携帯が鳴った


それは


お母さんからだった


『あっお母さん??』

お母さんは泣いている感じだった…


「あのねよーく聞きなさい。」


『うん。』


なんだろう…
不安がよぎった