前を歩く色男。
道ゆく奥様方が振り向く


一緒に歩くのさえ
恐れ多いです副長。


赤く染まった夕暮れの時間帯。
私の好きな時間。


鳥は巣に帰り
人間も家に帰る。


こんな時に、おとなしく家に帰るのはなんとも惜しい…。


副長様々に頼みます?


「土方さん、ちょっと河原に行きたい!」


「河原ぁ?心配してんじゃねーのかよばあちゃん」


「ちょっとだけ、ね?」

「しゃーねーな」


なんだかんだ甘いね
鬼副長さんなのにさ。







橋から見下ろす景色。

橋の向こう岸は赤くきらきらと眩しい。

京の都は眩しい。
この景色は現代人には
見れないのに…


私、見れてる。









それも、歴史上の人物が横に居る…。