「…送る。」


副長さん直々に?
そんな恐れ多い…


「いぃですよ?!


どうしたんですか?










気持ち悪い…
明日雨降るんじゃないですか?」



「人が送るっつってんだ!
ありがたく思え」


「素直じゃないですね土方さんも…鈴も…




最近、一段と物騒ですからね

送ってもらった方がいいですよ!」


「むー分かりました。総司がそこまで言うなら…」


「行くぞッ」

そう言って早くも歩き出した土方に鈴は着いていく。

「じゃーねー総司!」


大きく手を振って振り返る彼女。
土方さんが居るなら安心だ。


彼女が安全ならいい。
幸せなら―


「また来てくださいッ―」


いい歳して両手で手を振る。



二人の姿は、小さくなる




また来てくださいね?
そしたら…










二人でお団子食べながら、縁側でお茶しましょうね?