【朔也】



さんさんと太陽のヒカリが照り付けている

肌に汗がにじむ。


また夏が来た。



彼女に出会って4ヶ月。




気持ちに気づいたからにはきちんと自分の思いを伝えようと思っている。



でも、彼女は受け入れてくれるのだろうか?
断れたらもう今までのようにはいられない。





静かに病室の戸を引き中に入る。
今日も窓の外を哀しい目で見ていた。

「蒼チャン」

首だけこちらに向ける。


「体温計ろうか」

今度はカラダを天井に向けた。

「はい」
体温計を渡したら受け取って脇にはさんだ。