「はい」

笑顔で差し出された、ホットココア。

じっと見つめる、私。

「ココアになったの?」

「うん♪冬季限定」

飲みくちを拭いて、プルタブをひく。

「ハイ、ドーゾ」

ヒトクチ飲むと、甘い薬が体を支配し始めた。