雪原に
二人の足跡残して
描く未来は
あの粉雪のように
優しく、儚く。
遠回り、運命廻り
雪に託した
キミへのラブレター。
「聖華?何してんの?」
行こう、と言われ
「今行く」と返事をしたあたしは座り込んでいた体を上げ、その場から立ち上がった。
そして灯吾の元へ駆け出してゆく。
…ねぇ、灯吾。
あたしは今
すごく幸せなんだ。
こんなにも近くに、あなたの存在を感じられること。
あなたの温もりがあること。
だから、聖なるクリスマスに
あたしは願うの。
たった、一つ。
ただ、一つ。
あなたが
幸せでありますように。
だって、あたしがあなたを
灯吾を
世界一、幸せにしてあげるんだから。
この雪のように
真っ白に輝いた、未来へ。
fin,

