「皐月さん?」 「え」 「学校遅れちゃうよ?」 「わっ!」 俺は慌ててカバンを持って玄関に向かった 奈々はクスクスと笑いながらテーブルを片づけている 「奈々、」 「うん?」 「結婚するか」 「まだ私たち恋人にもなってないよ?」