dayaftertomorrow

私、河野孝子は広告代理店の仕事をしている

クライアントとの協議、タレントとの交渉・・・

色々やらないといけない現実がある

そんなわけのわからない電話に出ているよりも

1つのアイデアを出すことを要求されるし

私もそう思っていた

まだ会社に入社したての私は

初めて任された大きなプロジェクトに躍起になっていた

携帯からの電話ならば友人か両親だろうが

見たことない電話番号だったので

結局とらずに忘れたままになっていた

午後11時を過ぎても

テレビCMのカット割が出来ずに悩んでいたが

不思議と焦りはなかった

周りからは変わり者のと言われるくらい

何かに左右される人間ではない

それを自分でもわかっていた