そんな風に彼のことを気にしている自分に少しだけ感じていた

そろそろ出かけないと間に合わなくなる

少しだけ化粧をしてワンピースを着て出かけた

普段は一人で運転していると寂しさも感じられたが

今日の私は違う

何だかウキウキする気持ちが一杯で、本当に出会うことを

楽しみにしている自分を感じられた

こんな気持ちは何年ぶりかな?

そう考えながら教えてもらった彼の住所に向かった

ナビゲーションがないと行けない場所だっただけに

これほど重宝をするとは思わなかった

両親から貰った車で距離は結構乗っていたが

私自身はペーパーに近いほどの運転初心者だ

こんな形で活用できることは想像もしていなかった

それ以上に彼と会うことを楽しみにしている

そんな自分がいることが信じられなかった

約束の時間よりも少しだけ早く彼の家に着いた

確かに彼が言っていたように田舎に近い感じだ

でも近くには山もあるし自然豊かな気持ちに思えた

こんな自然が彼を癒すのだろうか?

あ・・・私は島田さんの事を彼というようになっていた

まぁ彼といっても彼氏とかじゃなくてタダの言い回しだけど。。

彼は暖かい服装をして洋子さんと家から出てきた

ちょっとげっそりしたように見えたけど

比較的元気そうな顔つきだった

これで、後1ヶ月くらいで亡くなってしまうのか?

不思議でしょうがなかった