俺に懐いてきていても

俺が、里亜に振り向けば

里亜は、俺から離れていく。


そんな気がして、ならない。



でも、ずっと抑えてきた
里亜への想いが、ふいに爆発した。




眠っている里亜の髪を、優しく手のひらでなでる。




すっげえ、愛しい・・・・・・




このまま、ずっと
眠っていればいい。



俺の腕の中で――。




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