「ほら、里亜。起きろよ。映画、終わったぞ?」 手をつないだままの 里亜の手を左右にふりながら、俺は里亜を起こした。 「うー・・・・・・ごめん、寝ちゃった」 ごまかすこともなく、素直にあやまる里亜。 そう、素直だと、何も言えない。 _