「ねぇ、山道走るの?」 一人の女の子がお父さんに聞く。 お父さんは運転しながら、娘の質問に答えた。 「あぁ、そうだよ。高速道路を走って、行くからね」 「ふーん…」 お父さんの答えに満足したのか、そのまま無言でしばらく高速道路を走り続けた。 そして、山道に入った高速道路を走っている途中、それは起こった…。 ーーフワッー… 「…!?」 な、何? 今、あたしの肩に何かが…。