「ねえ、花梨。
今日、帰りにマック行かない?」


「え、今日?」


「うん。今日、バレー休みだから。
あ、もしかしてデート?」


佐知子が僕をチラッと見た。


「あ、行ってきなよ。たまにしか遊べないんだから、楽しんでおいでよ。」


「え、いいの?」


「うん。合コンとかだったら嫌だけど、友達と遊ぶ位、別にいいよ?」


「有難う、桜井君。じゃあ、佐知子マック行って、カラオケ行かない?」


「いいねぇ。桜井君、花梨をお借りします。」


ニコニコ笑いながら言った。


オカリシマス…?


佐知子…マジで、邪魔。