「何か、隠し撮りした感じだよね?」


佐知子が指摘すると

「うん…。」


「ごめん、花梨。
実は、こっそり撮ったんだ。
あまりにも、可愛かったから。」


すかさず、花梨に謝った。


「でも、素敵だね。いいなぁ…花梨は。こんな彼氏がいてさ?
こんなベストショットを撮ってくれる位愛されてさ?」


「んもぅ、止めてよ佐知子。恥ずかしいでしょ?」


頬を赤くした花梨が、佐知子の肩を叩いた。