「何か、ごめんな?」


「そんな事ないよ。こんな偶然ないもん。逆にラッキー?」

「なら、良かった。」


「ねえ…、腕組んでいい?」


少し恥ずかしそうに僕を見た。


「うん…。いいよ。」


嬉しそうに、僕の腕に、自分の腕を絡ませて来た。


月が、僕達二人を照らしてくれてる。


水谷の時よりも、僕が君を幸せにしてあげるよ。


ずっと…ずっと



永遠に……。