チャイムが、一時間目が終わった事を告げた。


「なぁなぁ、公彦。お前、いいよな。
こんな可愛い子の隣りで。」


「そんな事ないよ。」


俺に話しかけてきたのは、水谷 篤(ミズタニ アツシ)。


一年から同じクラスで、僕の数少ない友達の一人だ。


彼女は、転校生というのと、可愛いというのが有って、女子から質問攻めにされていた。


笑うとまた、可愛さが増した。