「あのね?桜井君。私ね、敦とは別れようかと思ってる。」

そう呟いて、地面のコンクリートを見た。


「何でまた?」


「私ね…?もう分からなくなっちゃった。敦を好きかどうか……。」


「え…!?」


まさかの展開だった。


花梨の口から、アイツと別れると言う言葉が出るなんて。