「あ、花梨。」


「美香ぁ。それに俊也君。」


ミカ? トシヤ?


「あ、もしかして彼氏さん?」


美香とかいう女が僕を上から下まで見た。


「そう。高校から付き合ってる、桜井公彦君。」


「どうも。」


「え~っ、すっごいカッコイイじゃん。同じ法学部で、花梨の友達してます、美香っていいます。

こっちは、私の彼氏で、同じ学部の俊也。」


「どうも。」