「バカ?」


間髪入れずに返ってきた言葉と、蓮様の困った顔。


「何かおかしいですか?」


わたくしはいつもの調子で言ったのに、蓮様はなぜか眉間にしわを寄せた。


「……そんなの暴走族じゃねぇだろ」


「いいのです!!誰にも迷惑かけずに、強くなるのですっ」


何か言いかけたようだったけど、蓮様はまたため息をついた後……


「……あっそ」


そしてそのまま歩き始めた。




「れ、蓮様!?待ってくださいーっ」


慌てて後を追いかける。


「……まじわけ分かんねぇし」


「これからもよろしくお願いします♪」