コンコン
「蓮様?ばあやでございますが、お嬢様を知りませんか?」
ドアの向こうから聞こえてきた声に、俺も返事をする。
「ここにいるから入れば?」
「失礼します」
ドアを開けてお嬢様を見付けたばあさんは、声を裏返して驚いた。
「お嬢様!!何をされてるのです!?危険ですよっ」
腕立て伏せは別に危なくねぇと思うけど。
とにかく必死だった。
「大丈夫で…す、ハァ……ばあやは黙ってて…」
息を切らしながらお嬢様が、それでも続けようとしている。
しかもあれから約30分。
らしくない汗かいて、何でそこまでこだわる?
「ひゃっ…蓮様!?」
無理矢理腕を引いて止めた。
「…分かったから。無理すんな」
「蓮様?ばあやでございますが、お嬢様を知りませんか?」
ドアの向こうから聞こえてきた声に、俺も返事をする。
「ここにいるから入れば?」
「失礼します」
ドアを開けてお嬢様を見付けたばあさんは、声を裏返して驚いた。
「お嬢様!!何をされてるのです!?危険ですよっ」
腕立て伏せは別に危なくねぇと思うけど。
とにかく必死だった。
「大丈夫で…す、ハァ……ばあやは黙ってて…」
息を切らしながらお嬢様が、それでも続けようとしている。
しかもあれから約30分。
らしくない汗かいて、何でそこまでこだわる?
「ひゃっ…蓮様!?」
無理矢理腕を引いて止めた。
「…分かったから。無理すんな」



