「お父様!!お父様!!」


家に帰るなり、父を大声で捜す。


「お嬢様〜!!一体どこに行ってらっしゃったのですか!?」


無事に帰ってきた結奈を心配するばあや。




「結奈帰ってきたのか」


奥から駆け付けた父に向かって、結奈は笑顔で宣言した。


「お父様、わたくし暴走族します!!」


「え?」


「お、お嬢様!?」


「それで、暴走族って何ですの?」