卒業式が終わり


僕は美羽を屋上に呼んだ。




美羽はいつものように僕を見て


笑っていた。


「終わっちゃったねー。」


「たいちと学校通うのも最後だねー。」


なんていいながら。




その美羽に僕は黙って手紙を差し出したんだ。




屋上の夕映えで…