「待てって!!」



「離して。」



「お前、あの時大丈夫だって…。」


「そんなの
強がりに決まってるじゃん。」





だめだ。


もういっぱいいっぱいだ。


「ごめんね。
迷惑かけたい訳じゃない。
でもやっぱり迷惑だよね。」


「…俺も馬鹿だな。
ずっと一緒だったのに、
俺お前のこと何もわかってねぇな。

俺はお前なら
もうちゃんと割り切ったって
思ってた。

もう5年も経ってるし。