DAY:2008/7/26


一週間ぶりの「COLORS」。


まさか偶然あの時間あの場所でハヤトと遭遇し、こうして今日、「COLORS」に来れるとは思っていなかった。
このことに「運命」を感じてしまう私は馬鹿だろうか?
いや間違いなく馬鹿なんだろう。
自分の都合の良いように解釈しているだけだ。

だってハヤトは私のことを忘れていたし。
すすきのなんて狭い街だ。
数メートル歩けばすぐホストにぶつかる。
そんななかハヤトと偶然出会える確立は、たいして低くもないだろう。
それを「運命」と呼んでしまう私は馬鹿だ。



卓についてすぐ、私は妙な違和感を感じていた。
前回と違い、今日は私もハヤトもシラフの状態。
しかもハヤトは終始挙動不審だった。
前回私が場内を入れたのは酔った勢いだと思っていたようで、
それがこうして偶然出会っていきなり本指名という流れにかなり驚いたため、
それが挙動不審な行動に繋がったようだ。
とにかくこの日のハヤトは、なんとも接しにくい雰囲気をかもし出していた。
そのせいか、以前は気付かなかった「新人」というレッテルが、今日はよく見て取れる。
それが違和感の原因なのかもしれない。


しばらくしてから、ハヤトが私への断りもなくタバコを吸い始めた。
まずそれを見て、おや? と思った。
さらにあろうことか、ハヤトは足を組みだした。

勝手にタバコを吸うのも足を組むのも別に構わない。
そんな態度のホストはたくさん居る。
しかし、今日私は初めてハヤトを本指名したのだ。
そしてハヤトが初めて私の前でタバコを吸う。
もう慣れた間柄なら別に「一本いい?」なんて聞かなくてもいい。
でも今のこの状況なら、確実に断ってからタバコを吸うのが常識ではないだろうか。

足を組むにしたって、せめてナンバーに入って偉くなってからにしろ。
2ヶ月の新人が足を組んでもカッコ良くない。

これは、、、
私が教育してくべきことなのだろうか…?