ところが、慎ちゃんは目を覚ました後



とても…


苦しそうにしていた…




そして、口が微かに動いた



顔を慎ちゃんに近づけると…





次の瞬間頬を暖かいものがつたわったのがわかった



無意識にも泣いていた





「…愛してる…幸せになって…、俺の分まで生きろ…

 さよならは…言わないよ…またな…。」



この言葉を最後に慎ちゃんはこの世を去った




いっぱい、いっぱい泣いた



でも…慎ちゃんはもう戻って来ない




もうすでに冷たくなった慎ちゃんの手を握った…



死ということを改めて実感をした