小さな願い

目は覚めたものの、未だに気持ち悪い……





「しばらく休憩するか!」





気使ってもらってるんだろうな……



 
「うん…ありがとぉ」







梨佳が計画してくれたデートなのに…気持ち悪くなるなんて……




情けないな…………








しばらく沈黙が続いた、




二人の中に穏やかな時間が流れていた








やっぱり、ドキドキするかも……




「桜井!!」




「はっ、はい!」



ドカンー




いきなり名前を呼ばれたから、勢いでベンチから転げ落ちた




情けない………