愛花と別れた日の夜―― 俺の病気の事が、家族全員に知られたらしい。 腫れ物に触れるかのように俺を扱う家族。 もう――俺には時間が無いんだ。 部屋に戻る時―― 「ありがとうーな!俺、幸せだったよ!」 父さんと母さんに伝えた