車を直してる時―― 「あっちゃん、その部品こっちだよ」 「そうか、だから入らなかったんだな?」 俺達の会話に愛花がクスリと笑った。 「愛花ちゃんはさー車好き?」 唐突にまーくんは愛花に聞いていた。 愛花は笑顔で答える。 「うん!見てるのも乗るのも好き!」 「そっかー!」 そんな話をしてる内に愛花も 「まー君」と呼ぶようになったけど…―― 正直、俺は…嫌だった。