「…えっ?!」

いきなり俺に振られ動揺した。

さっきの怒りは、ふっとんでいた。

「…いや。高峰、そーゆうことだ!」

もうわけがわからない。

高峰はむくっと立ち上がり、

「吉野さん…。僕と付き合ってくれ!」

吉野の手を掴みそう言った。

「君みたいに僕に跳び蹴りをした女性なんて始めてだ!」

なんだこいつは。みんなア然としていて、言葉がでない。

「ごめん!無理!」

吉野が口を開いたと思えば、直球に断った。

「だってあたし…」

吉野の沢村のところまでいき抱き着いたあと言った。

「いつきしか好きじゃないから!」