涼しげな目元と厚い唇が印象的な人。

「うざっ!!何それ自慢にもなってないじゃん!!」

そう言うと、あはは!!と幸せそうに笑って、またキッチンの奥へ引っ込んで行った。

もうすぐ高校を卒業するあたしは、お母さんと同じ看護師になるべくして専門学校への入学が決まっている。

残りわずかな高校生活をするにしても、夕方には必ず家に帰るようにしてる。