お父さんとバスケに行く事は無くなり、いつの間にかお父さんが家に帰ってくる時間も遅くなった。

太鼓が好きで、よく夕飯の後に篠笛を一緒に練習してくれたお母さんは、あんなに好きな太鼓の話をしなくなった。

疲れているだけだって

慣れないふしだらな生活に

みんな疲れているだけだって、思ってたのに。

『終わり』はいつだって突然やってくる。

なんの前触れも無しに。