こんなあたしのために? 十夜くんの体は いつもよりも熱くなってて 少し息が荒くなっている。 あたしも 十夜くんを抱き締めようとしたら 十夜くんがあたしから 離れる。 「はいこれ☆」 ガシャッ 両方の手首が ズシッと重くなる。 「え」