「近くで見ると
よりいっそ可愛いね…」
そう言って柘気ってやつの息があたしの顔にかかるぐらい近づいてきた。
顔近っ
背中がジンジンする。
お腹あたりもなんだか痛い。
「ちょっと…
どいて…」
そう言って跨ぐようにしてあたしの上に乗っかっている柘気の体をぐいぐいと押しのけようとする。
「やだ」
ペロッ
柘気がそう言うと
あたしのホッペをペロッとなめてきた。
「ギャアアアッッ!!!!」
「すごい声…
もっと可愛い声を出した方がいいんじゃない?」
柘気は
そう言って
あたしの顎をクイッと上げてあたしに笑顔を見せる。

